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Todd Rundgren特集 第二夜

こんばんは。hitogotoです。

 

さてさて、前回に続きトッド・ラングレン特集のpart2、第二夜でございます!

ソロ作品での6枚目からのご紹介となりますので、まだ前回の記事を見ていない方はそちらからお願い致します・・・。

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1975年 「Initiation」


Todd Rundgren - Real Man (Lyrics Below) (HQ)

邦題:未来神

いやあ、凄いですよ。75年で近未来の音出してます。多重録音の執念!

前作の[未来から来たトッド]は、それまでの集大成的、と表現しましたが、ある意味この作品は、それまでのものと新しいことの融合、ここからまた新しいトッドサウンドといいますか、得てして音楽の歴史というのは「機材の進化」と密接な関係性がありまして、、、。

シンセをいじるのが楽しかったんだろうな、と思います(小並感

 

時系列的には、「ユートピア」というバンドを結成して、そのバンドの1st発表後のアルバムなので、メンバーもユートピアから参加してます。

リック・デリンジャーエドガー・ウィンター、さらには僕の大好きなDavid Sanbornも参加してるのはびっくりしましたwライナーを二度見しましたよ。。。

サウンドユートピアに近いものがあります。

Real Manはチャートで83位を記録。れっきとした、もう80年代以降の音です。ワクワクしたでしょうね、当時の人はいいなぁ〜^^

 

もちろんハードロック調もございます。


Todd Rundgren - The Death of Rock and Roll (Lyrics Below) (HQ)

いつものごとくカッコイイ\\\

そしてぼくの大好きな表題曲「Initiation」


Todd Rundgren - Initiation (Lyrics Below) (HQ)

改めて1stから聴いていくと、サウンドは進化していっているんですが、根幹はトッドだな、としみじみ感じます。感動モノです。

ホントに聴いているとワクワクします!ガラケーからスマホ、カセットテープからMDになったときの、新しい文化の風、とでもいいましょうか、あの時の感覚に近いですね(妄言

 

変拍子を駆使していたり、曲の編成上、プログレとも言われることがありますが、あまり身構えず、トッドのキラキラサウンドを楽しみましょう!

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1976年 「Faithful」

邦題:誓いの明日

A面(最初の6曲)がカバーでございまして、あとがオリジナル、という構成です。

カバーって聞いて、どう思いますか?

多分、そのカバーとは違います。本当に、文字通りのカバー、そして選曲含めての、「愛」が込められているんですよ!(鼻息荒め


Todd Rundgren - Good Vibrations (Lyrics Below) (HQ)

ね!もう、感服です。これカバーされた方も嬉しいというか、ただ好きだからカバーしました、ッてワケじゃなく敬意が込められてます、音で。ちなみにこちらの曲はチャートで28位を記録してます。作りこみが半端ないです、、、。

 

そして、それだけじゃ終わらないのがこのアルバム。何よりB面がいいのですよ・・・。

 

特に、Love of the Common Manはトッドの曲の中でも大好きな1曲でして。


Todd Rundgren - Love of the Common Man (Lyrics Below) (HQ)

この感じ、サムエニの「couldn't i just tell you」の系統ですよね、なまらいい!ぼくの中でのトッドの原点イメージ。ギターソロが泣ける・・・。次のアルバムにもこの系統ありますので、そちらも後ほどご紹介いたすでござる。

そして、The Verb “to Love”ですよ。名曲です。ファンの間でも人気あります(当社しらべ


Todd Rundgren - The Verb "To Love" (Lyrics Below) (HQ)

はぁ〜(溜息。

邦題:愛することの動詞 なんちゅうバラードだよホント・・・

「Cliché」もファンの間でも特に愛されているバラードです。邦題は「きまり文句」 


Todd Rundgren - Cliché (Lyrics Below) (HQ)

一応A面のカバー曲についての詳細を

1 Happenings Ten Years Time Ago ヤードバーズ

2 Good Vibrations ビーチボーイズ

3 Rain ビートルズ

4 Most Likely You Go Your Way (And I'll Go Mine) ボブ・ディラン

5 If Six Was Nine ジミ・ヘンドリックス

6 Strawberry Fields Forever ビートルズ 

結論:超名盤

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1978年 「Hermit of Mink Hollow


Todd Rundgren - All The Children Sing (Lyrics Below) (HQ)

邦題:ミンクホロウの世捨て人

ソロ名義では通算8枚目のアルバムです。というのも、前作の「Faithful」のあとにユートピア名義で2枚リリースしています。また、ミートローフの「Bat Out of Hell」のプロデュースもしています。

なのに本作は全曲がトッドのオリジナル。。。才能が止まりません。

上の1曲目を聴けば、もうこのアルバムの凄さが分かるような。

力強い曲です。希望にあふれた感じですよね。邦題は「子どもたちの唄」

そして2曲目の「Can We Still Be Friends?」ですよ。邦題は「友達でいさせて」


Todd Rundgren - Can We Still Be Friends? (Lyrics Below) (HQ)

トッドの中でも屈指の美しさです!メロディも心地よく、これぞまさにトッドの一人多重録音の真髄といっても過言ではないです・。・この曲はチャートで29位を記録しています。

もちろんハードロックナンバーもございます。(いつもの如く


Todd Rundgren - Out Of Control (Lyrics Below) (HQ)

1978年は、パンクやニューウェイブが音楽シーンに台頭し一般化していった年代でございまして、ただあれもこれも、あっという間に商業主義にとらわれていき、ビジネスロックが横行し形骸化した音楽がチャートを賑わせ、流行っていったのです。

それが良いとか悪いではなくて、そんな時代の狭間で、この作品をリリースした意味はとても深いと思います。

 

その背景で、この6曲目「Determination」が突き刺さります。一番ですネ。ちなみにこちらがLove of the Common Man系統の曲だと言ってったやつです()()邦題は「決意」


Todd Rundgren - Determination (Lyrics Below) (HQ)

このアルバムはトッドの決意ですよ、僕が感じるには。エモーショナルです。音楽の中で一番大切なのは、唄とメロディだという、シンプルかつアツい想いが犇々と伝わります。最高のアルバム!

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1978年 「Back to the Bars」


Real Man (Live) (2015 Remaster)

邦題:未来への回帰・ライブ

トッドのライブですが、ベストアルバムって感じの選曲です!なので、ここで語るようなことはあまりないのですが、ゲストでダリル・ホールやスティーヴィー・ニックスリック・デリンジャーが参加している曲があるのが凄い!w


Hello It's Me (Live) (2015 Remaster)

しかも曲がハロー・イッツ・ミーで言うことなし。みんなで合唱ですヨ。

曲自体は紹介したものも多いのでアレですが、是非紹介したいのがこちら。


Medley: I'm so Proud / Ooh Baby Baby / La La Means I Love You / I Saw the Light (Live) (2015...

おそらく影響を受けたソウルの人たちのカバーメドレーです。最後は自分の曲ですが。

The ImpressionsのI’m So Proud

Smokey Robinson and the MiraclesのOoh Baby Baby

The DelfonicsLa La Means I Love You(山下達郎のカバーもいいです(唐突))

カーティスも特集したいぐらい大好きです!予定は未定。

ライブでのトッドを味わえる、ベストって感じのアルバムですネ!

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1981年 「Healing」


Todd Rundgren - Healer (Lyrics Below) (HQ)

邦題:ヒーリング〜トッドの音楽療法

さきほどのライブ盤を含めれば、通算ソロ10作目です。ワンマンレコーディングです。宅録の神様。あと、所謂ヒーリングミュージックと思って買わないで下さい笑 いや、ファンからすればきっとこれは真実のヒーリングです(?)

心の奥深くにトッド節が伝わってきて心地良い!人間の奥にある暗さ、そこにスッと一筋の光が指しているだけのような、そんな物悲しさまでも感じられます。

 

そして作風が前作までの流れとは一線を画してます。ニューエイジ系に寄せたような。かつシンプル。かつエスニック。無駄なものが一切なく、研ぎ澄まされた、「裸の音」とでも言いましょうか。そんな曲が、深層心理にじわじわ染みてくる、スルメアルバム、なのです。

音も、エレドラのような感じです。それが世界観とマッチしています^^

 

抽象的な言葉だらけですが(すみません)、さて、曲はね、5曲目は聴いておきましょう!


Todd Rundgren - Compassion (Lyrics Below) (HQ)

この曲好きですねー。従来のトッドで、かつ一人多重録音の凄さが溢れている曲です!個人的にCan We Still Be Friends?並の凄さだと思います。

あとはもちろん10曲目の「Time Heals」


Todd Rundgren - Time Heals (Lyrics Below) (HQ)

このあとのアルバムのサウンドです、全く流れが。この曲と11曲目は付録でシングルだったみたいですネ。好きな部分は短いですが、トッドのギターソロ!

また、Healing Pt.1〜3は是非買って部屋でひとり聴いてください!wこのアルバムの真髄ですから。。。

 

このアルバムからトッドを聴くのはやめたほうが宜し。ファンになってから!お兄さんとの約束!

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さて、今回も5枚ご紹介いたしました。

実は全てのアルバムを解説しようと思ってはおらず、次回でトッドは最後にしようかと、、、。おいしいところをご紹介させていただきい所存です。

ではでは