こんにちは。hitogotoです。
さて、早速ですが「読書の秋」を先取り致します!(急に)また、
・これからミステリ読もうと思ってるけど、長編とかだと長くて読む気がおきない
・手軽に、短編でその作者さんの世界観とか有名なやつを知りたい
といった、老若男女の紳士淑女の方々の需要にもお応えしようと思い、
ひとご都セレクション!おすすめ短編集ミステリ5作
と題して、珍しく読書の話題で行こうかと思います!!パチパチ
(twitterでは主に読書垢になりつつありますが・・・(;^ω^))
ワタクシ、本格ミステリにゆる~くハマって丸二年です。
そんなに詳しいわけではありません。なので完全に独断と偏見となっております。
「なんでこんな本紹介してんだよ」「あの本の方がよくない?」的なお話は、耳と心が痛いので、控えていただきたく云々。
また、「ここにある紹介されたの読んだけどクソ面白くない」「ミステリ沼にハマってしまった」等の責任も当方では受けかねますので、云々。
個人的に、読んで「面白い!」と感じたことには間違いのない作品たちで、かつ初心者の自分にも楽しめた、という作品なので、これから読もうと思っているミステリ初心者の人にとっては、同じく楽しめるのではないかな~と、淡い期待を抱いております(*'ω'*)
好きなBGMでも聴きながら、ワクワクしながら!少しでも、買ってみようかな~等検討の余地や、気になるな~程度に思って頂ければ幸いでございます。
Bread 「London Bridge」
このメロとか、少し寂しい感じが素晴らしすぎる♪やっぱりブレッドはいいね!いわゆるソフトロック好きには知れた名前、という印象なのですが、本質は「David Gates」だな~と、ずっと昔から思っています。天才だと思う。
A&M系掘り下げるのも、良いのかもしれんけど。なぜかハマらんかった記憶。今また聴けば印象違うのかな?神経質頑固ジジイみたいに、「David Gatesでいいや」て思ってる自分もいる笑
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泡坂妻夫 「亜愛一郎の狼狽」
- 価格: 880 円
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【雲や虫を被写体にする青年カメラマン亜愛一郎は、背が高く貴族的な顔立ち、知的な目をしているが、なぜか立ち振る舞いは三枚目。けれども、ひとたび事件に遭遇するや並外れた推理力を発揮する。】
亜愛一郎シリーズの第一作目!なまらオススメです!
「DL2号機事件」から始まる本作は全8篇収録されています。
上記の説明文(本の裏に書いてあるやつ)だけ見ると、ライト寄りなキャラモノかな?とか思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
が、内容は本格モノ!でも堅苦しさは不思議とないのです。
「でも短編集だし、1話1話が短いから、それで本格モノのミステリって・・・無理じゃね?」
と思ったそこのあなた!!自分も最初はそう思ってました笑('◇')ゞ
このシリーズでは、泡坂マジックが炸裂してます。。。たしかに1話が短く、読みやすいです。そして、その中にしっかりとした伏線やプロット、そして「そういう事だったのか・・・!」と感嘆できる内容、トリック、真相の数々。プラス、亜愛一郎というキャラクターと、それに負けず劣らずの濃い登場人物がたくさん出てきます。
あんまり言うと、ポロっとネタバレしちゃいそうなので、まずはこの本を買ってハマったら、
是非、次の「亜愛一郎の転倒」「亜愛一郎の逃亡」まで読むことを強くオススメします。
手軽にかつ楽しく、ミステリと泡坂マジックを堪能できます♪短編なのに読みずらい、とあっては意味がないというか、お得感が減ってしまいますよね><
でも本作は、不思議と読みやすい!のです。
個人的には「DL2号機事件」「掌上の黄金仮面」がお気に入り。泡坂さんは手品についても造詣が深い方なので、マジシャンならではの観点がすごいです。浅い「人間観察」レベルではないです。
まだミステリ小説を読んだことない人や、細かいこと抜きにワクワクしてミステリ読みたい人、またミステリ好きでまだ未読の人は是非チェックしてみて下さい。
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江戸川乱歩 編 「世界推理短編傑作集1」
- 価格: 1056 円
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【欧米では、世界の短編推理小説の傑作集を編纂する試みが、しばしば行われている。本書はそれらの傑作集の中から、編者の愛読する珠玉の名作を厳選して全五巻に収録し、併せて19世紀半ばから1950年代に至るまでの短編推理小説の歴史的展望を読者に提供する。】
いわゆる名作と呼ばれた作品たちからミステリにハマりたい、とか、ルーツをたどりながらハマりたい、という人って結構いるのではないでしょうか。例えば何かの拍子に、「洋楽のロックを聴こう」と思ったら、「まずはビートルズを聴いてみようかな」と思う人って、一定数いるのではないでしょうか。
本作もあの「江戸川乱歩」が選んだ、歴史的な海外ミステリを集めて編纂した短編集となっていますので、未読のミステリ好きにもオススメです。
自分は何でこの本を買ったかというと、歌野晶午の「密室殺人ゲーム」シリーズを読んで、フットレルの「十三号独房の問題」が気になって、、、でした笑
もしかしたら、綾辻行人の「十角館の殺人」で、海外ミステリが気になって~という人もいるでしょうね(名推理)(オルツィとか知らなかった・・・(小声))
古典的かつ昔の時代のものですので、イメージしずらい箇所があったり、そもそも「外人の名前をあまり覚えていられない」という方には、無理にオススメはしません!
海外ミステリに興味がある、古き良き古典ミステリを読みたい、でも何から読めばいいか分からない、といった人はチェックしてみては!
個人的にはジャック・フットレル「十三号独房の問題」がお気に入り。思考機械、おそるべし・・・。
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コナン・ドイル 「シャーロックホームズの冒険」
【ホームズ物語は、月刊誌『ストランド』に短編が掲載されはじめてから爆発的な人気を得た。ホームズが唯一意識した女性アイリーン・アドラーの登場する「ボヘミアの醜聞」をはじめ、赤毛の男に便宜を図る不思議な団体「赤毛組合」の話、アヘン窟から話が始まる「唇のねじれた男」、ダイイングメッセージもの「まだらの紐」など、最初の短編12編を収録。第1短編集。】
海外ミステリといえば、です!本当に好きな一冊です。もっといえばこちらの「光文社」のシリーズがおすすめです!表紙がオシャレで、何よりも翻訳の日暮さんの文体がめちゃくちゃ自然で読みやすい!
有名な事件がたくさん収録されています。そして、読了してもまた時間をおいて読みたいと思えるような、印象深い事件の数々・・・。個人的には「唇のねじれた男」とか好きだったな。。でも細かい所が記憶薄れているし、また読んでみよう、と思うし、一家に一冊ではないですが、宝物のような、そんな一冊ですね、個人的には。
「あのホームズとワトスンのコンビと一緒に冒険がしたい」という方、是非ぜひいってらっしゃいませ!('◇')ゞ
意外な真相や結末、そしてアッというような物語が、あなたを待っていますよ♪
そう、もはやロマン、ですホームズシリーズというのは!(意味不明)
ただ、光文社シリーズで揃えてる自分は、一冊目は長編作品の「緋色の研究」から読みました。が、こちらの短編から読んでも全然問題はないです。(緋色の研究は、ホームズとワトスンが初めて会ったときの話があるので、ハマったらこっちも是非読んでみて下さいね!)
私は、現時点で、残すは最後の「シャーロックホームズの事件簿」のみ。そこまでハマってる自分が言うんだから、間違いなし!?
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綾辻行人 「どんどん橋、落ちた」
【ミステリ作家・綾辻行人のもとに持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。崩落した“どんどん橋”の向こう側で、殺しはいかにして行われたのか?】
短編集・・・?これは一体・・・?━と視点が変わり・・・。
綾辻行人といえば「館シリーズ」という方も多いし、他にも「Anotehr」シリーズや、ホラーモノも数多く書いてます。(困ったらまずは館シリーズから読むのがオススメですが、短編集はこちらの作品がおすすめ)
やっぱり綾辻流のミステリは、読者を置いてけぼりにせず、
残された問題や考えるべきポイントを一つずつ丁寧に、読者にしっかりと与える
というフェアな感じが好感持てるなぁ。これはエラリークイーンに近いような。(〇〇はこの時~は可能だったか?いや、△△という理由で不可能である。あの時皆さんで確認しましたよね?ではXXの場合はどうであるか。これも以下理由によって除外できる。なぜなら~)
↑というような(わかりにくい例えですみません)
ちなみに、この作品と折原一さんで「叙述トリック」の何たるやを学びました笑(上手くやられた・・・。)
本作は「犯人あて」に焦点を当てた作品です。いわゆる「フーダニット」。誰が犯人か。そしてそれ以上に、、、。いや、でも、してやられる事間違いなし!個人的には「意外な犯人」が好きすぎる話です!
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連城三紀彦 「夜よ鼠たちのために」
- 価格: 803 円
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【脅迫電話に呼び出された医師とその娘婿が、白衣を着せられ、首に針金を巻きつけられた奇妙な姿で遺体となって発見された。なぜこんな姿で殺されたのか、犯人の目的は一体何なのか…?深い情念と、超絶技巧。意外な真相が胸を打つ、サスペンス・ミステリーの傑作9編を収録。『このミステリーがすごい!2014年版』の「復刊希望!幻の名作ベストテン」にて1位に輝いた、幻の名作がついに復刊!】
名探偵が、謎を解決する!といった作品ではないです。上記にもあるように「サスペンス」寄りなので、我々現代人にとっては読みやすいような内容や背景。
サスペンスか~、となぜか下に見ていた当時の自分は、最初の1話を読んでみて、良い意味で裏切られました。
濃密すぎるっ・・・!圧倒的っ・・・濃密っ!悪魔的っ・・・!ぐにゃあ・・・
ってなりました笑
短編の物語が、それ一つで長編ができそうな内容です。
これぞミステリではないでしょうか。どんでん返しもあり。
普段ミステリというものは読んでるけど、名探偵とか言われるような人が出てきて解決するようなのではなく、警察モノとかが好きで呼んでる、サスペンス好き、という人に是非おすすめです!
個人的には「過去からの声」「化石の鍵」が、この何も言えなくなるような読後感が、堪らなく好きです。
人間の、人間臭さたる所以というか、もはや、ある種ミステリというジャンルを超えた一冊の「小説」としてオススメします!
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さて、以上5冊ご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか!
他にもかなりオススメしたい短編集はあるのですが、いったん5冊で!ホームページの作り方とかよくわからんくて、なんか目次とかつけれれば、10冊20冊とかでも紹介しようと思うのですが・・・。できないので、凄い見にくい事になるので断念!
でも、ご紹介した5冊は本当に好きな本です。ミステリにハマり始めた自分をさらに深い所まで引きずり込んでくれたような。
面白さを短編という手軽さで、かつ濃い内容で、魅了してくれたような。
これからだんだんと秋に近づき、「読書の秋」がやってきます。去年に引き続き、コロナの収束はまだ先かと思われます。自宅で過ごす時間も増える方もいらっしゃると思います。
上記以外の本でも、気になる作品がございましたら、買ってみるのもアリではないでしょうか?
ご紹介した本がクソ面白くなくても、逆にミステリ沼にハマっても責任はとれません!!肩肘張らずに、ぱぁーっと素敵な日々を過ごしましょう!!
ではではノシ